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カッシーニの観測

ヲタの日常ぶろぐ。

八重の桜 第36回~第37回

尚さま亡き後の八重の桜は私にとっての長いエピローグなんで・・・

第36回 同志の誓い


尚さまの死で私の心も凍結しているのもよそに(←は!?)
八重とジョーは結婚にむけて話が進んでいきます。

いやーもう色彩の映像もセピア色にしか見えませんよ・・・。
これといって特別尚さまファンでも、演者ハセヒロファンでもないのですが、なんだろうなぁ・・・この喪失感は。
ハセヒロが演じるどこか現実離れした尚さまが大変魅力的だったことは確か。




耶蘇教徒であるジョーと結婚する八重は、女紅場を解雇されます。
それでも八重はくじけないから強いよなぁ。
まぁ耶蘇教をあの当時の日本で、なおかつあんなにぎょーさん寺社仏閣が建ち並ぶ京都では簡単に受け入れることは難しいでしょう。
覚兄も耶蘇の学校を作ろうとしているので耶蘇教徒だと疑われるも、この京都という器にはそれに似つかわしい中身が必要だと商人たちに訴える。
洋楽、英語を教える学校をつくり、中身も新しくしたい。
西洋の進んだ文明を学び、日本が世界から置いてけぼりになる、という理由で覚兄は
耶蘇教の学校を建てたいと説明するも、簡単に受け入れられないですよねぇ。
大垣屋さんが京都の中身を何でもかんでも放り込んではならない、もう少し上手くできないか?発言から抑えてはいるが若干の苛立ちを感じました。あの時の恩もあるよね?みたいな感情チラ見できたというか。
松の襖を背景に黒い紋付の覚兄、絵になりますなぁ・・・。

八重は建前で耶蘇教徒ではない、と言えるわけないですよね。
ジョーが信じる耶蘇教を否定なんかしたくない。
外面を取り付くろうようなおなごじゃない。

それにしても、ジョーのこの根っからのふわっとした明るい雰囲気。
見てるこちらの気持ちも軽くなる。
公家の旧高松邸が空家になり、耶蘇の学校だからと嫌がらせで更にぼろい建物に。
出て行けーと町人から投げ込みもあり。
大垣屋「これが京都に住む者の本音どす」
仮校舎もこのボロ屋敷どうなのってゴードン先生が憂う。
ジョーは充分です!と、ここにいくつの机が置けるか、何人の生徒が学べるか等、スーパーポジティブ。
「どこで学ぶかではない、何を学ぶか」
そこで町人押しかけて反対しにくる。出て行けコールも、大垣屋さんの一声で黙る人達。
やっぱこの人カタギの人間じゃないですよねw

八重は生徒の前でこの結婚は自分で決めた。
私は妻として宣教師である夫の考えを認め支えていく、
自分の思いに嘘をつけませんでした、と堂々と告白する。
役人に「本日で八重先生は退職されます」と引っ張られて教室から追い出されそうになる八重に対し、生徒達がいつもの賛美歌を涙目で歌う。
父親から八重と喋るなと言われてた子がすぐに八重を追いかけて真っ先に歌ったのが、良かったですね。
みんな八重先生が大好き。

役人「この会津もんが」
八重「会津の者はおとなしく恭順しねえのです。お忘れでしたか?」
会津の人間に対する差別や侮辱は多かったでしょう。
さすがにもう八重も慣れたのかもしれんし、いちいち相手にしていたら京都で戦っていけないでしょう。
それに対して笑顔で切り返して痛快ですね。

ジョーに対して、八重が「あなたと同じ志を持っていきていきたい」
人前で構わず抱擁、破廉恥とか言われそうw
「貴方の苦しみも、私の苦しみです。全てを打ち明けてください」
同じ志も感情の共有もありで、見ていてなんだか安心する夫婦ですね・・・。
尚さまは天国からこれ見て絶対笑顔になってるわ・・・。

大山は西郷に政府に戻れと、自分も傍に置いてくれと言うも、拒否られる。
大山はこれからやる役目があると帰される。
西郷「枯葉が落ちんなぁ次の花が咲けん」
これは自分自身の例えですよね。「それでよか」
あの戦争は西郷は私怨で始めたものではないので、今回は自分が落とし前をつけようってことですよねぇ。

明治8年『同志社』が開校。
耶蘇教への偏見の目もありつつも開校できたのがすごいよ。
生徒に対して「貴方がたは私たちの同志です。同志諸君ようこそ」
先生なのに生徒と同じ目線。
ジョーという人は人間的に魅力があるなぁ。人間愛が深い。


第37回 過激な転校生

すいません、今までタイトルに触れずにいたのですが、これはさすがにサブタイ・・・wと書いてしまわざるを得ないw

ジョー
「私は貴方が怖い妻でよかった。夫の私を平気で怒る。
日本にこんな女性がいるとは思いませんでした。

隣を共に歩く妻が欲しかったんです。時に夫を導き、前を歩く妻が」
運命の女性と出会えてよかったですね。
でもこれさぁ、この人がメリカ行かずに尚さまのかわりに何故か会津藩にきていたら夫婦になっていたかはわからないよね。タイミングだよねぇ。

「私が間違っているときは遠慮なく怒ってください」
そうして実際謙虚に受取るならイケメン台詞ですねw

八重の和洋折衷の着物スタイルが素敵。(私もこういう格好したいんだ~w)

開校したのはいいけど、生徒たちの学力差の問題が出てくる。
こういうのはやってみないと、わからないね。

敗戦して燻る士族への感情を逆なでする政府からの廃刀令。
浩、会津の同志の怒りを抑えることができず、薩長の手先だと暴言を吐かれる。
「にしとは最後まで共に戦えると思っていたけんじょな」
そりゃ浩だって最後まで戦いたいよ。

金森という男が八重の家の元へ。役者さん、実のお父さんによく似てるね。
身一つで入学した熊本バンド。
まだ生まれたばかりのヒヨコ:同志社、進学校レベルの熊本バンドからすれば肩透かし。
八重の和洋折衷の着物スタイルに鵺だと小ばかにする彼ら。
頭が良くても性格がアレですね。
明治時代は手をあげるのではなく、人差し指を上げるのですね。
めっちゃ英語の発音いいw
後から入ってきて文句言うのってどうなんですかねぇ・・・。
最初から入学していた生徒が2人も退学してしまいました・・・。
高慢な熊本バンドを受け入れるより、学びたくて目をきらつかせて入学した彼らを失うほうが痛手だと思うけど。
去る生徒を見て落ち零れは去って当然って、後からきた余所者がなんなんですかね。

夫の弱音を聞きだす八重。話し合いをして協力し合って進んでいく夫婦なんだなぁ。
「ならぬことはならぬ」から「良いものは良い」という発想へ。

「西洋の考えも聖書も、生意気な生徒たちも全部はわかんねえし、受け入れられねえ。
だけど、良いと思うところは誰がなんて言おうと受け入れてみることにしました」
八重さん前向きで心が広い。
私なら不満があればさっさと辞めろって思うのでw

そうして熊本バンドは同志社に要望書を出す。
授業料出してこれならわかるけど、無料でこれはないわー。
しかもジョーを学校長から解任って学ぶ立場の人間が言う台詞じゃない。
さっさと退学しr

ジョーの「成績を理由にした退学は認めません」に対して反論する熊本バンドがくっそ生意気であかんwこの学校は君たちの所有物ではない。
ジョーが目指している学校は、学問を教えるだけではなく心を育てる学校。
国を愛する人間を育てたくてこの学校を作った。
国は国家ではなく、人々のこと。
国を愛する心とは自分を愛するように目の前にいる他者を愛することだと信じている、
己のために他者を排除するものは断固して許さないと涙を流しながら、生徒達に訴えます。
いかなることがあっても退学さえない、それは熊本バンドも含まれている、と。
その信念がある限り私は学校長をやめない。
『互いを裁くことなく共に学んでいきましょう。』
金森くんは良かれと思ってここまで来て頭下げて入学させてもらったのに、他の熊本バンドたちの横暴な態度で結果迷惑をかけてしまっているので、板挟みで辛いかも。

退学するという金森。立ち去ろうとする熊本バンドに八重が、「一緒に作っていきませんか?」
「ここは貴方たちの学校です。教師任せにしないで、自分たちで変えて行けばいい。
どうか力を貸してくなんしょ。」
それをまだおなごがなんとかかんとか~って、ほんとにクリスチャンなのか疑う男尊女卑発言が目立つ。


士族による明治政府への反乱が西の方から。
先日浩に会いに来た元会津藩士たちが警官を切り殺したと佐川が。
斬首はまぬがれない。幼馴染である浩に会っていたと共犯の疑い。
佐川から一度も会っていないと、もみ消す発言。
浩「共犯にもなれなかった」
逮捕された元会津藩士達は会津で挙兵するつもりだった、というのが切ないね。

また鵺だと囃し立てる熊本バンド。
八重が「おはようございます。新島鵺にございます」と返しがうまいですw

過激っていうか野蛮な転校生って印象でしたね・・・w

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文章で使われるwは笑いの略。

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