カッシーニの観測
ヲタの日常ぶろぐ。
八重の桜 第29回
ようやく、開城
第29回 鶴ヶ城開城
新政府軍の圧倒的な兵力を前に東北諸藩は次々と降伏。
明治元年9月15日。
総攻撃2日目。
もう明治なのか。
新しい時代が訪れたが、まだ幕末風味の戦争をしている時代錯誤感。
八重の父たちが兵糧を届け戻る役となる。
あーこれがなぁ、、降伏するのがもう少し早かったら・・・。
米沢藩は新政府軍に下るが、会津とは戦いたくない、降伏のススメのお手紙を会津へ送る。
その内新政府軍に加わり会津を攻撃する可能性もあり。もう四面楚歌でしかない。
負けを認められないことが、長引く被害をもたらしましたよね。
大蔵くん、登勢の亡骸を前に錯乱。
今までの態度から見て愛情を感じられなかったので、愛があったのかとビックリした。
大蔵くんは感情の行き場がなく敗走した弟に何故帰ってきたのか討ち死にしたのかと怒りをぶるけまくる。腹を切れと命令。
弟もこの状況下で腹を切ろうとしますが、母親が庇う。
この秋吉さんの奇声を発し守ろうとする描写めっちゃ良かったな・・・。
鶴ヶ城もはや虫の息。。。
そんな状況下での夫婦の会話に少しだけ癒されたりして。
なんか尚さまの笑顔にほっとする。この緊迫下では・・・!
しかしよく崩れませんよね。これだけ総攻撃受けて。
尚さま「国とはそこに住む人だと思っています。会津は、八重さん、あなたは強い」
たしかに、尚さますっかり会津の人だよね。方言やっと使ったw
八重は可愛い・おなごらしいより、強いって言葉の方が嬉しいよね。
明治元年9月17日。
総攻撃4日目。
ようやく容保が降伏に気持ちを向けていきます。
「何もかも戦で燃やしてしまった。代々築きあげてきた誇りまで汚した己が許せぬ」
容保はもう身も心も限界よ。
時尾さんが額から血を流す斉藤を見つけ、血を拭き、会津のために戦ってくれてありがとうと言われて斉藤さんも心ズッキューンですかねw
残念だなと思ったのは、時尾の近くにたつ柱に⑦ってマジックで書いてあるところ!
せめて筆で漢字で書いてほしかったかな。映ってしまうのなら。
佐川無事生きてた!撃たれたけど・・・。
秋月さん密命。ああいうフルボッコ嫌ですね・・・下郎兵士共が・・・。
でも全世界的にあるあるだよねぇ・・・。
板垣に会うことができて、降伏を伝える。
あと少しで城内。兵糧を運んでいる父に銃砲。
米と共に父も一緒に運んでくれた会津藩士たち。
あの状況下で。それが凄いと思った。
父は遺言を・・・死ぬ間際に家族と会えて良かった。
「八重、お前はワシの誇りだ。皆を守れ」
父からの愛だ・・・。
いやーーーーもう少し早く降伏していれば・・・。
明治元年9月20日
新政府総攻撃7日目。
ようやく秋月が鶴ヶ城に帰還。
「開門せよ!!」
それまで新政府軍から攻撃されてたんですね・・・。
秋月が板垣と会ってから3日も経っているのに。
降伏の内容。
容保は謹慎。照姫もお立ち退き。
15に満たぬ幼子、60を超える年寄り、女性はおかまいなし。
藩士は猪苗代で謹慎。
容保が藩氏らの前でメンタル満身創痍の中、力なく
「皆、会津の名に恥じぬ。見事な武者ぶりであった。
ワシが至らぬばかりに、皆に長きに渡り、塗炭の苦しみを味あわせた。
あい、すまぬ。」
と藩士らに頭を下げる容保。
「罪は我が一心にある。この上はこの一命を持って会津を、皆の行く末を守る。
何があっても生き延びよ!!最後の君命じゃ、行けよ!」
そんな中何故か混じってる八重ちゃん(ほんとにいたんか?)
「何があってもお殿様には生きていただかねばなりませぬ。
わたすは何度考えてもわからねぇ。
天子様のため、公方様のため尽くしてきた会津が、なじょして逆賊と言われねばならんのか。
会津の者なら皆知ってる。悔しくてたまんねぇ。
死んだ皆様は会津の誇りを守るために命を使ったのです。
どうか、それを無駄にしねえでください。ほんとは日本中に言いてぇ。
会津は逆賊ではねぇ。
だけんじょ、それを証明できるのは殿様しかいねぇのです。
だがら、何があっても生きてくだせえまし!」
八重の言葉が会津のみんなの感情を代弁していてござ、心に訴えるものがありました。
その八重からの魂の訴えを聞いた容保さま、表情はそこまで変えてないけど、
京都守護職から逆賊と追われ、結果降伏し鶴ヶ城開城までの、
艱難辛苦の悔しさも屈辱も無念も全てその涙1粒2粒に容保の全ての感情が零れ落ちているように感じたよね・・・。
容保の純真ゆえの立ち周りの悪さにヤキモキしたり、首差し出せばすぐ戦い終わるんじゃね?とか言って申し訳ございませんでした・・・。
簡単に被害最小で終わらせたらいいのにって発想だったけど、いざ降伏し城を受け渡すってことがどれだけ侮辱であり悔しいものか、物語を通じて感じ取って涙止まりませんでした。
綾野剛の容保さま、ほんと良かったです・・・。
ご本人降臨してると思うぐらい。
照姫さま、無言で気迫と覚悟が入り混じる「降参」と強い筆。
佐川生きてたーーーー!!!
でも佐川にはまだ新たな戦場があるんで・・・。
藩士と殿との信頼関係や絆が強いなぁ・・・。
殿!との声に、なんともいえぬ表情で降伏しにいく容保の表情な・・・。絶妙。
容保さま、美しいわ。。ほんとに。
八重は辞世の句を壁面に刻み、それを見た母が八重の意志を察し、止めに入る。
八重母は父も三郎ちゃんも失い、覚兄は失踪中だし、大事な家族をこれ以上失いたくないんだよな。
ほんとに城内きれいにして明け渡したんでしょうか。
キレイな廊下を土足で立ち上がり、途中で板垣が気付く描写があって、きれいにした甲斐があったなと思った。これが会津人よ(誰目線)
猪苗代行きの男性陣の中に八重も実際混じっていたのが驚きw
ほんと負けん気の強いおなごだな。。。
でも尚さまは八重の身を案じて、おんなだー!と八重を連行させないようにする。
その時の尚さまのなんともいえない寂しい表情が・・・もうね・・・。
最後に八重を見る目が・・・。
これが尚さま渾身を込めての八重への愛情だわ・・・。
連日数千発も攻撃を受けてぼろぼろになってる鶴ヶ城の写真見たけど、
それでもまだしも歪ながらも形を残していて日本の城建築すげー。
いやーこれ観て薩長土嫌いになりそう。
いくらなんでもやりすぎ。
鉄砲や砲弾、自分の兵力を試したかっただけじゃないの?
何その振り上げた拳は下ろさないといけないとかほんと意味不明でした。
勝先生も江戸の被害が回避できればいいや発想だったのも残念。
同じ旧幕府軍なのに。
会津がただただ振り回されて犠牲になり、血も涙も流したくさんの命を失ってしまった。
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