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カッシーニの観測

ヲタの日常ぶろぐ。

八重の桜 第38回~第39回

自分で蒔いた種を自分で刈り取ったって感じでしょうか。


第38回 西南戦争

明治10年。
今出川 同士社英学校という新しい校舎が完成。
あ、熊本バンドとも和解したようで・・・。さすがです。

明治10年2月15日
鹿児島で西郷が戦を始め進軍。
50年ぶりに九州に大雪が降った、いつもとは違う特別な日でもあるのね。
吉川さんの西郷は無言で表情も変えないけど、頬の微妙な動きで感情表現してるんだよね。
同年2月19日
西郷は熊本城に篭城。大久保は親友西郷への追討令を出す。
表情も変えずどっしり構える西郷がいいね。九州に新政府を立てる、かぁ・・・。

浩んちに集合する佐川と斉藤(藤田)。
会津の戦から10年。やっと正々堂々薩摩軍と戦える日がきた。
佐川はあの寝坊という大失態を挽回できるんでしょうか。
兎にも角にも、この時を待っていた会津藩士たち。

西郷の弟分である大山と敵対関係になるなんて。
その大山の部下として佐川と斉藤が出撃するなんてね。
大山「まさか会津と手をば組んで兄さと戦することになっとはな」
幕末~明治は敵味方の入れ替わり目まぐるしいなw

佐川、立派に戦ったよ・・・。
鬼の官兵衛も鉄砲には敵わんよな。
それでも立って、薩摩の老剣士(めっちゃ腕立ちそう)に正宗で刺し込む。
「おかしなもんだ。10年前賊軍として追われた俺たちが今は官軍だ」
「望みが叶った。戦場で斬り死ぬ(ことが)できる。」
「ありがてえ・・・」
容保様から賜った正宗を胸に抱かせる斉藤(武人に対する敬意だよな~)
斉藤は手を組んで祈っているので耶蘇教徒になったのか?
それは置いといて、
あのまま何も戦いもせず平和に長生きすることを佐川が望んでいるわけもなく。
少しは一矢報いることができて良かったのかな、と思いました。

浩、西郷と対面してますが創作だよね?武器を持たねば殺さないのが武士道なの?
浩が「西郷聞くことがある。
戊辰の折、会津は幾度も恭順を示した。それでもにしらは会津を朝敵におとした。
女子どもも籠る城に大軍をもって襲い掛かった。
なんでそこまで会津を追い詰めた?」
その答えが・・・
西郷「旧勢力が会津に結集しては、いつまで経っても戦は終わらん」
浩「会津は人柱か。今のこの国が会津人が、会津人が流した血の上に出来上がっている」
西郷「そいを忘れたことはなか。じゃっとん、もうおさめな、ならん。内乱は二度とは起こさん。おいが皆、抱いていく」
浩もはや何も言い返せず・・・。
浩「待ってくれ」
西郷「切り合いは戦場でしもんそ」
浩、涙目で、帽子を投げつけ怒りをぶつけることしかできない・・・。
4月14日に浩どの、西郷軍熊本城包囲網を突破。
やっぱ山川浩は指揮官としてちょー有能だよね。
あ、あの、この2人の会話シーンで突然流れるテーマ曲の選曲には違和感が・・・。

ミッチー木戸かっこいい(何度でも言う)
覚兄と握手する木戸。
「不思議な縁じゃ。西郷が蒔いた種は君らの学校で芽吹くのかもしれんな」
ついにその日が来てしまったか。。様々な薬少し前に飲んでたもんね。ナレ死ィ・・・。

ついに西郷、鹿児島県に追い詰められる。
勝敗はわかっている。しかし部下は誰も離れる者がいない。みな、西郷と共に死ぬ覚悟。
大山も辛いなぁ・・・。味方だったのにね。兄貴分の西郷軍に総攻撃するんだもん。
かつて西郷は会津を賊軍として総攻撃をした。
今は西郷が朝敵となり賊軍となり、総攻撃を受けている。
銃弾に撃たれ、西郷「もう、ここいらでよか」「晋どん、頼む」
史実どおりの最期ですね。そうして大久保はんも暗殺。
幕末を掻き乱してきた男たちが次々去っていくねぇ。


紀行
多くの旧会津藩士が参戦したのね。西南戦争。これで少しは気が晴れたかなぁ。
佐川は南阿蘇の地元の人ににこやかに接していたんだ。部下に略奪も禁じていたし、いい人。



第39回 私たちの子ども

アリス先生、布団を干すのは理解しようよ。カビとダニ予防になるんでw
男子に負けん授業をやるために京に来たのに、学問よりマナー多めはさすがに違うよね。

小松リツ、体調不良。
会津藩士に父を殺されているので、八重からの看病を拒む。

夜、寝室で夫婦ともに悩みを話し合うこの夫婦いいね。
共に進んでいるかんじ。

浩に対して「帝に弓を引いた大罪」ってまた侮辱してるけど、長州出の山県が言えることですかぁ??
大山、先の戦での浩と佐川を褒め称えるも・・・
浩「恐れながら、我々は薩摩への報復と意気込んで戦ってまいりやした。
会津を滅ぼした薩摩の最後をうちわたし、死んだ仲間たちの無念を晴らすために。
言われもない罪に追い込まれ・・・
戦で身内を失う痛み、お分かりいただけたかな?

同じ過ちを繰り返す。この国は一体、何をやってんだ。」
大山「戦は終わりじゃ。終わったど。山川」
で、山川妹捨松と結婚するのよねぇ。なんの因果だよ。

ジョーと八重の新居完成。
台所に井戸もあるの?すご。流しの高さは八重が使いやすいように合わせてある。
なんという愛と心遣い・・・!!!!!!ジョーあなたってひとはーー!

リツは会津の人間のもとで学ぶわけにはいかないと、ジョーに退学したい旨を伝える。
仕方ないよね。
でもせめて今日だけジョーの顔を立てるつもりでお食事会に来てねーとリツを誘うジョー。
そこで熊本バンドの眼鏡くんが先の会津戦争で八重が鉄砲を持って戦ったとの余計な情報を。
そこでリツの父親を殺したのは八重だと判明する。
八重は言い訳もせず「許してくなんしょ」と頭を下げる。
まぁ、許せるわけないし、許す必要なんてない。そこでストレスピークの影響か、リツは喀血。
八重母がなんてこと・・・って泣いてるのが印象的・・・。

リツの体調は薩摩に帰れる体力がないので、ジョー八重の家で引き取る。
結核は伝染するので命がけの看病をし、リツへの誠意を見せたい八重さん。
リツ父は八重に撃たれたが、リツ父も会津の誰かを殺していたかもしれない。
あの時は皆が命がけだから仕方ないんだよね。
ところで結核って看病すれば体調回復するものなんですか?

父を殺した人が作った料理を食べてねっていうのも酷かなぁって。
看病も会津の人間ではないジョーがすべきなんだよなぁ・・・。
そうして頑なななリツに対して「いい加減にしっせ」っていう八重の台詞は、会津目線の私でもキツイ・・・。いい加減も何も肉親殺されたんやぞ~。
「だったら元気になって私に報復したらいい」と八重、リツに手を染めろと?
え・・・待って・・・待って???これ会津戦描いてきたいつもの脚本家さんですか・・・?
つまんねー意地ってなんだ??私わかんないっすwww
ジョーがリツに八重の父と弟もあの戦争で亡くし、リツと同じように八重も苦しんでいると伝える。
リツは何故薩摩の自分の看病をしてくれるのか疑問に持ちます。
ジョー「それは当然です。私たちの子どもですから」
リツも少し心解きほぐれて、八重が作ったご飯を食べてました。

その後日、咳き込むリツの背中をさする八重。
ここまで一緒に密室にいてうつらないって、なかなかの免疫力だよね。
八重「私も薩摩が憎い、許せねぇ。ずっとそう思ってたけんじょ、リツさんのことはひとつも憎いと思えねぇ」
八重「戦ったんだから、人を撃ったんだ。
会津のために、弟の仇を討つために戦った。迷いはなかった。
だけんじょ、リツさんに出会って、初めて自分がしたことを思い知らされた。
私の父はなじょして死んだ、弟の三郎はなじょして殺された、そう思っていたけんじょ。
私は同じ罪を背負っている。この罪は決して消えることはねぇ」
リツ「じゃっとん、罪のなか人間なんちおったごんさかい」
私の看病をし命を救ってくれて「ありがとなし」と会津弁で返したリツ。

自分の父を殺した女性が、自分の命を救ってくれた。
リツと八重はわだかまりが溶け、打ち解けた。

八重母とみねも洗礼を受け教会の会員になるそう。
多分、戦争でリツの父を殺した件で苦しむ八重を見ていられんかったのかもしれん。
八重母は、傍で八重を支えたいと・・・。いつも深い愛情を持つ女性だなぁと思いました。



史実では薩摩の生徒には冷遇したそう。むしろ家に呼ばない。
だからリツ絡みの話は創作なんだよねー。キレイに話として纏まっていた印象でした。
八重の薩摩許さない、リツの八重を許さない、そうしてお互い許し合う。
耶蘇教の教えも生かされており、美しい和解になりました。
その時流れていた音楽がまたいいんだ~。
(私は八重側でもリツ側でも許すことはないがw)

史実通りにやれば薩摩差別だーってクレームくるだろうし。
リツの父親は会津の人間を何人殺したんだよ、だなんて八重こと はるかちゃんの口から言わせるわけにもいかんからな。
個人的には、リツ父は八重ではなく会津藩士、もしくは八重が指揮していた鉄砲隊の誰かに殺された、でも良かったかな。
やむを得ぬ戦争であれ、被害者と加害者遺族の和解・・・かなり敷居が高い気がする・・・。

もし自分が昭和前半に生きていて、出征した父を殺した外人と戦後に出会い、そこで和解できる気がしない。でも自分の命を救ってくれたなら・・・。めちゃくちゃなんとも言えない気持ちになるが、戦争だから仕方なかったと・・・そこで仇を討つ手を止められるのかは、わからない。
その時の自分が天涯孤独で人生破綻してたならやるけど、家族がいたり仕事で成功していたら出来ないかも。『自分のために』。
あーでも逆に元々DV気味の父親のやむを得ぬ戦死なら、まぁ・・・どうなんでしょうね。
なんだか難しい問題だな。
今回の話の様に簡単に数日で和解できるものでは、ないと思う。

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文章で使われるwは笑いの略。

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